ゲストハウスのクララさん

ゲストハウスGolden Treesの管理人クララさんのちょっと変わった日常を綴ったブログ

独立と求人とジブリ。千と千尋か、もののけ姫か。

ゲストハウス"Golden Trees"の管理人クララさんは、まだまだ独立したばかり、毎日駆け出し奮闘中だ。


管理と清掃が、主な仕事とはいえ、一口にいっても、やることは様々だ。なにせ、決められた仕事をやればひとまずはよしのサラリーマンと違って、一つの事業の経営に関わる事を、全部自分でやらなければならない。


クララさんは、今、従業員兼ゲストハウスの代表である。やることは全部、そういうことだ。

だから従業員を探さないといけない。雇う側にならないといけない。それはそれで楽しいから、いいのだけど。

やっぱり初めてだから大変だ。


仕事の一つに求人作業。多くの経営者が頭を抱えるそれである。

ネットで募集をかけたり、タウン冊子に募集を載せたりするのが、一般的な方法だが、この方法の難点は、コストがかかり過ぎるという点だ。

ネットに募集をかけるのに、一〇万円ときてるから、まだまだ利益を出すのに四苦八苦しているクララさんにはたまらない。

そこで考えたのが、自作のチラシづくりだ。

作ったチラシは500枚。

これがどこまで功を奏するのかは、不明だが、とにかく、今は考えつく限りのことをやっていくのだ。


ところで、Golden Treesは京都の三条にあるゲストハウスだ。近くには鴨川が流れていて、なかなか京都らしい景観の街だ。川沿いに並んでいる街並みが、どこか規則正しくて、ジブリ映画の背景を思わせる。元は滋賀県住まいのクララさんの日常には、琵琶湖がいつも傍にあったが、今は鴨川である。

ちなみに少しゲストハウスの少し先までいくと、ジブリっぽい旅館がある。

千と千尋か、もののけ姫か。

 

朝起きると窓辺に広がる、東京にも、滋賀にも、大阪にも、愛知にもない、そんな京都独特の雰囲気を、ぜひとも味わって欲しい、そう思うクララさんである。

 

(※この物語は実在の場所と施設と関わる人々を元にしたフィクションです。)